今年の夏の旅行先は別府で決まり!
地元に根付いたおいしい郷土料理に舌鼓を打ち、
日本の風情たっぷりのレトロな温泉街の共同浴場でひとっ風呂浴びて…。
1泊2日でも満喫できちゃう別府のおすすめの旅程を現地ホテルスタッフが厳選!
編集部のリョータが実際に体験してきました☆
それではリョータとともに、別府の町をレッツトリップ!
別府行きの高速バスを降りると…そこは西鉄リゾートイン別府の入り口。アクセス抜群のホテルを拠点にして別府の町へとくり出しましょう♪早速チェックインして、スタッフの佐藤さんにおすすめのスポットを紹介してもらいます!
昭和初期に建てられた、小規模ながらも端正な別荘建築である建物を利用して営業されているこちらの「信濃屋」さん。元々は福岡県田川市の大豊炭鉱坑道主の別荘として使われていたそうですが、今ではもう数少ない現存する別荘建築・近代和風建築のひとつなんだとか!
そして営業を開始してから35年間、ず〜っと変わらずに信濃屋さんの看板メニューとして提供されているのがこのだんご汁定食(850円・税込)!
だんご汁は、米が不足していた時代、小麦粉を練って手延べしただんごを主食代わりにするために生まれたと言われている郷土料理です。信濃屋さんのだんご汁はもちもちのだんごに、野菜たっぷり。自家製味噌の深みのある味付けがクセになる逸品!お惣菜も含めると、この定食だけで約30品目の食材を摂ることができるとのこと。普段は外食やお弁当ばかりのリョータも、懐かしさを感じる家庭的な料理に感動して箸が止まりません(笑)!ボリューム満点でおいしくて、栄養もたっぷり。大満足のお昼ごはんとなりました☆
続いて向かったのは別府温泉のランドマーク的な存在として知られる「竹瓦温泉」。明治12年に創設された歴史ある温泉なんです。まるで物語のなかにでも出てきそうなレトロな唐破風造りの外観はとってもフォトジェニック!近年では、若い女性や海外からの観光客の方にも人気とのことですが、なるほど、それもうなずけます。
そして、ノスタルジックな浴場はもちろんですが、こちらの温泉の名物となっているのが、この砂湯です!
浴衣を着て砂の上に横たわると、温泉の余熱で温められた砂を「砂掛けさん」が丁寧に掛けてくれます。身体の芯から“じんわり”と効いてくる温かさは、「普段はあまり汗をかかないんです」というリョータを「すごくあったかい」と言わしめる発汗作用!老若男女問わず、体験しに来る人が多い別府名物・砂湯をあなたもぜひ♪
見どころを案内してくれたホテルスタッフ佐藤さんと別れ、別府のアーケード・ソルパセオ銀座をぷらりと散策していると、ひときわ目を引くモダンな店構えを発見!実はこちらの「platform07」さんは、中心市街地の活性化を目的とする「platformプロジェクト」のひとつ。別府市中心市街地活性化協議会のもと、様々な方の交流や活動の場として、大分で活躍する竹職人の方が竹細工をつくる様子を見学できる工房として運営されています。早速、職人さんの技を見学させてもらいました☆
さすが熟練の職人技!みるみるうちに竹が編み込まれ、シンメトリックなかごの形へと変わっていきます。こんなに間近に伝統工芸品をつくる職人さんの技術をライブで見ることができる機会は貴重ですね!工房では竹細工の販売のほか、職人さんの指導のもと、まりかごや風鈴などをつくる竹細工ワークショップ(所要時間:約30分/料金:2,000円・税込)も実施しているそう。旅行の記念におひとついかが?
町を散策し終えたホテルへの帰り道、本日の夕食のお店を探していると…。おっと!いい感じのお店がありますねえ。大分といえば、好漁場・佐賀関(注:佐賀ではなく大分県の地名ですよ!)で水揚げされる関さば・関あじが有名ですし、やっぱり夜は新鮮なお魚で決まりでしょう!さっ、入店入店〜♪
「ろばた 仁」さんは、昭和50年開業の歴史ある居酒屋さん。お店に入ると目に飛び込んでくるのはカウンターに並ぶピチピチの魚介たち!大分名物の城下かれい、関さば、関あじ…。はい、これはもう間違いないですね(笑)。大将との会話も弾みます☆
目の前に並ぶお魚たちに目移りしてしまいますが、やっぱりその日のおすすめでつくってもらう刺身盛り合わせ(一人前1,080円・税込)が鉄板でしょう!5〜6種ほどの旬&新鮮なお刺身が一人前でなんとこの価格…!これは別府に来たなら必食の一皿です!どのお刺身もぷりぷりで美味でした〜!!
むむ!さすがおんせん県・大分!ビジネスホテルといえども大浴場のお風呂はもちろん温泉なんです!竹や自然素材をモチーフに、リニューアルされたばかりのきれいで清潔な脱衣所&浴場…。夜遅くまで時間たっぷり、温泉でリラックス…。これは贅沢の極み!
温泉で温まったらお部屋でまったり。さあ、明日はどこへ行こうかな?おやすみなさいZZZ…
地獄めぐりから戻ってきたらタイミングよくお昼時。ところでみなさま、別府冷麺、ご存じですか?
別府冷麺とは、昭和25年ごろ、かつて満州に住んでいた日本人が日本に引き上げて開いたお店をルーツに別府で広まっていった麺料理です。2009年に別府市がスタートした「別府冷麺プロジェクト」を皮切りに、名物としての知名度がグンと高まっていったのだそう。そして、今では多くのお店が別府冷麺を提供していますが、そのなかでも冷麺専門店として人気を集めているのが、この「別府冷麺専門店 六盛」さんです。
別府で独自の進化を遂げた冷麺は、和風の味付けにアレンジされており、上品でさっぱりしていながらもコクのあるスープが絶妙なお味!そして、上質な小麦粉と、そば粉、でん粉の配合を試行錯誤した末に完成したという自家製もちもち麺は、一般によく知られる韓国系冷麺の弾力あるツルシコ麺とはまるで別物。いままで知らなかったけど、もちもち麺は日本人には馴染みがいいかも〜!
そして、透き通るようなスープにマッチする国産牛すね肉の特製チャーシュー、ほどよい酸味のキャベツキムチ…。暑くなって食欲も無くしてしまいそうなこれからの季節にうってつけです☆
この冷麺、大将が子どものころに、大好きでよく近所で食べていたという昔ながらの冷麺のおいしさをコツコツと研究・追求されたそうです。その味は口コミで話題を呼び、今では平日でも開店と同時にお客さんが流れ込み、あっという間に満席になるほど!観光客はもちろん、地元のみなさんにも愛されているようですね。別府で独自の文化を築き上げてきた冷麺を、みなさんもぜひ一度ご賞味あれ♪
タワー設計のパイオニア・内藤多仲さんの設計により、名古屋テレビ塔、通天閣につぐ三番目に建てられた別府タワーは国の登録有形文化財。別府タワーの兄弟には、ほかにもさっぽろテレビ塔、東京タワー、博多ポートタワーがあり「タワー六兄弟」とも呼ばれていますね。
それでは旅の締めくくりに、360度の大パノラマが自慢のタワーから別府の町を眺めてみましょう♪
あ!あっちはさっき地獄めぐりしてきた鉄輪かな?あんな真っ赤な池や真っ青な池、初めて見たな。ワニもたくさんいたしな…。
こっちには西鉄リゾートイン別府も見えるぞ。部屋も快適だったし、温泉気持ちよかったな〜。あれ?もう1泊したくなってきちゃったぞ…。
ということでタイムア〜ップ!名残惜しい気持ちを残し、編集部・リョータの別府満喫旅もこれにて終了です。
さて、1泊2日の別府旅行、いかがでしたか?ディープな別府の魅力を感じていただけましたでしょうか?このほかにもご紹介しきれなかったおすすめスポットはまだまだたくさん!別府へお越しの際は、西鉄リゾートイン別府のフロントスタッフになんでもお尋ねくださいね。みなさまとお会いできるのを楽しみにしております♪